
それとも他の格安ECサービスの方がいいのかな?
と言う疑問にお答えします。
この記事を書いている私は
- 都内のデザイン制作会社に勤務している現役デザイナー
- グラフィックデザイン歴約17年
- Webデザイン歴は約12年
そんな私が、お客様からオンラインショップ開設の相談を頂き、BASE & STORESと他のECサービスを比較したので、以下のことについて解説します。
本記事の内容
BASEの特徴

STORESと比較して、特にメリットだと感じるポイントは以下の点です。
その1:デザインの自由度が高い
BASE(ベイス)はHTMLを編集する事が出来るので、ウェブサイトを作れる・いじれる知識があり「ショップのデザインをこだわりたい」という方にとっては大きなメリットです。
逆に言うと、HTMLを触れる知識がない方が、フリーのテンプレートだけでデザインをしようとする場合は、STORESと大きな違いがありません。
その2:ハイクオリティーなテンプレートが購入できる
「その1」と関連しますが、「HTMLやCSSの知識は無いけどデザインにこだわりたい!」という方が大多数だと思いますが、BASEには質の高い有料テンプレートが豊富に用意されているので、希望のデザインイメージに近いショップを作りやすいでしょう。
その3:独自ドメインが無料で設定できる
DNSレゴードの編集という、普通の方にとってはとっつき難い一手間が掛かりますが、通常この手のサービスで独自ドメインを利用するには有料プランが必須となるサービスが多いなか、無料で利用できるのはとても大きなメリットだと感じます。
その4:BASEのロゴを比較的安く消せる
「どこのサービス使っているかバレたくない!」っていう方も多いと思います。
しかし、月額無理のサービスでは「Powerd by 〇〇」のようにサービスロゴが表示され、「消したいなら有料プランにしてください」というのがほとんどです。
BASEも非表示にするには当然お金がかかるんですが、月額500円とお安めなので嬉しいです。
STORESだと、ロゴ消すために有料プランにしたら月額¥1,980ですからね・・・。
その5:集客のしやすさはBASE > STORESか
正直なところメインの流入先となるかは分かりませんが、BASEはアプリダウンロード数600万以上で店舗数90万以上の自社モールを持っています。
そこに無料でショップを掲載することができるので、STORESにはないメリットであることは確かです。
STORESの特徴

BASEと比べて、特にメリットだと感じるポイントは以下の点です。
その1:手数料がBASEより安い
STORESの手数料は、無料プランの場合5%です。BASEの場合は決済手数料「3.6%+40円」に加え、サービス手数料としてさらに3%が掛かるので、少しでも安くショップ開設をしたいと考える方にとっては大きな違いです。
また、STORESの有料プランてあれば3.6%まで決済手数料を下げる事が出来るので、ショップの成長に合わせて手数料の負担を下げる事ができるのも大きなメリットです。
その2:テンプレートは全て無料で、種類もそこそこある。
STORESはテンプレートが全て無料です。(2020/5/13現在)
BASEはデザインにこだわりたいと思ったら、有料テンプレートを購入するか、テンプレートのHTMLとCSSを編集してカスタマイズする必要があるので、無料でそこそこのデザインが作れるというのは、STORESの特徴です。
ただし、調整できる部分は限られているので、元々シンプルなショップデザインが希望で、有料テンプレートの購入までは考えていないという方にとっては、STORESの方が費用やカスタマイズの負担を少なく、思い通りのデザインを作りやすいと感じました。
その3:代引決済を利用できる(有料)
私は完全にクレジットカード決済派ですが、「代金引換」を希望されるお客様も一定数いらっしゃいます。
理由は人それぞれかと思いますが、
・クレジットカードを持てない年齢の方
・商品到着前に決済することに不安がある方
・クレジットカード情報をネット上で入力することに抵抗がある方
などが考えられれます。
BASEではプランにかかわらず「代引き」を利用することができないため、「代金引換」の需要が多いショップの方は、STORESがよいと感じます。
有料格安な他社との比較

有料の他社サービスでの対抗馬なら『カラーミーショップ』
私がベイス & ストアーズの対抗馬として挙げるなら『カラーミーショップ』です。
理由は、初期投資の費用と固定費をできるだけ安くおさえることを重視すると、エコノミープランなら月額が¥834〜と安価でありながら、機能も一通り揃っているからです。
ただし、やはり安価なだけあって、重要な部分に機能制限があったりします。
特にそれを感じるのは「1商品に対して画像は最大4枚」という制約です。
なおかつ、ディスク容量も200MBしかなく、他社と比較すると見劣りするので、これらの制約があってもさほど問題なく運営できるショップであれば、検討候補としてオススメできます。
まとめ:BASE / STORESそれぞれどんな人に向いているのか
まとめになりますが、ベイス or ストアーズ、それぞれこんな人に向いているという私の考えは以下の通りです。
BASEが向いている人
- ショップデザインにこだわりがあり、手数料よりもデザイン性を重視する方
- 独自ドメインで運用したいけど、出来るだけ費用をかけたくない方。
- 利用サービスをバレたくないけど、出来るだけ費用をかけたくない方。
- 少しでも集客チャネルを多く確保したい方。
STORESが向いている人
- 手数料の安さ重視で、引き換えにショップのデザイン性を妥協できる方。
- 元々シンプルなショップデザインを求めている方。
- 代金引換を利用したい方
今回は以上です。
これkら BASEやSTORESでネットショップを始めて見たいという方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。